記:町田市議会議員 吉田つとむ 志政クラブ
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*セシウム図の文部科学省に対する情報公開請求と町田市内植物のセシウム含有量から見る土壌汚染の推測 (ブログ2011年05月24日 原題の記事 最後の行を追記しました) セシウム図の文部科学省に対する情報公開請求と町田市内植物のセシウム含有量から見る土壌汚染の推測 私のブログでは、現在福島第1原発の問題に関して、町田市内の空中放射線の量を測定したデーターを掲載させてもらっています。 これに対して、先のブログで記述させていただいたように3月10日に文部科学省が公表した関東平野周辺の3月25日までのヨウ素131の地表への表面沈着量の積算図において、町田市の値が80キロ圏の福島市、郡山市と同様の緑域(1平方メートル当たり10万ベクレルから100万ベクレル)のゾーンに当たることへの懸念が存在していました。 これに対しては、前記ブログ内に記載させていただいております通り、文部科学省に対して質問を行おうとトライしたのですが、文部科学省の当該担当部署は電話連絡が全く取れず、埒が明かない状況でしたので、やむなく先日直接文部科学省に出向くとともに、前記ヨウ素131の表面沈着量の積算図と同様のセシウムに関する積算図が文部科学省内には存在しているとの仮説に基づき、国に対して当該積算図の情報公開請求を行っております。もっとも文部科学省側からは、具体的書類名が明示されないと公開がむずかしい等の対応がなされておりますが、もとより、未公開の庁内文書に対して、その具体的書類名を適示して請求することなど不可能に近いわけであり、担当者と相談のうえ、当該目的文書の趣旨に当たる内容を記載した書類を作成し、情報公開請求の手続に取ることにしました。*(注: 現在のところ、この情報が文部科学省に不存在であれば、他の情報提供による資料で代用することが次善の策とみなしていますが、他の見解もあり得るので、このブログの閲覧者の皆さんの意見を求めるところです。) ところで、私としては、この資料の開示請求の手段を取るではなく、具体的に町田市内に降下したセシウムの量に関して、身近にある植物のセシウム量を測ることにより、具体的事実を証明していくことをあわせて考えました。そこで協力を得て、、空中放射線量との比較の可能性を考慮し、定期的に空中放射線量を測定していただいている南つくし野界隈の自生植物の採取とその検査機関への測定出しを先日行いました(ちなみにこの検査機関への提出は、私と懇意にしていただいているマンション管理組合のご紹介を受けました)。この検査植物の採集については、南つくし野界隈の路傍に普通に自生する桑の若芽を今月〔5月〕中旬に採集し提出しました。 その速報結果が上がってまいりましたので、まず取り急ぎ報告をしたいと思います(私の知る限り、これは、福島第1原発事故に関する町田市内の植物の放射性物質の含有量に関する初めての公表数値だと思います)。 まず、ヨウ素131の含有量ですが、これは全く検出されませんでした。これに対して問題のセシウムですが、半減期2年のセシウム134が桑の葉1キログラム当たり9ベクレル、半減期30年のセシウム137が桑の葉1キログラム当たり16ベクレル検出されました。この検査機関は、各地の生協等も利用する定評のある検査機関ですが、担当者の弁によれば、「3月11日以降持ち込まれる検査商品の多くから、放射性物質が検出されるようになっているが、このセシウム134が1キログラム当たり9ベクレル、セシウム137が1キログラム当たり16ベクレル、総計のセシウム量が1キログラム当たり、25ベクレルという数字は、多い数字ともいえないが、決して少ない数字ともいえない量であり、間違いなく福島第1原発の影響によるものと思ってもらってよい」とのコメントをもらっています。 今、あちらこちらの農作物で、セシウム等が検出され、すでに3月の段階からお隣の相模原市のほうれん草でセシウムが1キログラム当たり185ベクレル(規制値内)検出されておりますが、私がここで意図的に桑の若芽を採取したのは、葉に付着したセシウムではなく、時間を経て根を経由して植物体内に取り込まれるセシウム量すなわち土壌のセシウム量とリンクする測定を行いたいとの意図があるものでした。数値的にはさすがに農作物の暫定規制値の1キログラム当たり500ベクレルを超えることもなく、僅少な数値ともいえるものですが(ちなみにこの規制値の数値問題については、稿をあらためて書きたいと考えていますが、客観的事実として認識しておかなければならないと思うことは、この規制値については世界各国ごとに大きな幅があり、放射性物質について数ミリシーベルトでの規制を要求する国と1000ミリシーベルトまでかまわないとする国など国ごとに考え方が極めて広いという事実です。ちなみに福島第1原発の問題が起こるまでの日本における輸入食材に対する全食品における放射性セシウムについて規制値は1キログラム当たり370ベクレルでしたので、政府は問題に直面して規制値を引き上げたという事実があります)、実際町田市内の身近な植物から、通常は検出されないセシウムが検出され、しかも半減期の長いセシウム137(半減期30年)がセシウム134(半減期2年)よりも、より多く検出されたことは、福島第1原発による影響が確実に町田市内にも及び長期化することを示すものといえ、当該影響の調査を町田市の現在の対応のごとく全く行わなくてよいとする態度が今後も許されるのかどうか、より大きな疑問が生じてきたといえると思います。 *(注: ちなみに、新たな情報ですが、6月始め(1日~2日)、町田市内における農産物の放射性物質の含有量を計測される予定であることが分かりました。町田市農業委員会と議員との懇談の際に明らかにされました。東京都が各地域農協を通じて、農家に依頼して農作物(小松菜に限定)の放射性物質の含有量を計測するわけですが、町田市が関与していないことが何より残念です。町田市が消費者の食生活ことをまず考え、農家の仕事の心配をするなら、東京都が行う事業に付加して、できるだけ多品目の農産物の放射性物質の含有量を計測する予算手当てをして、結果を公開するなにより必要なことだと思います。今回も、町田市は後手に回り、今のところ、事態を傍観するのみとなっています。町田市の発奮を期待しています。) さてこの結果を受け、課題となることは、この根を経て取り込まれたセシウムの量をもって、土壌の汚染をどの程度推測できるのかということです。 以下、友人より提供の知識をもとにした記載です。よって、文体が一部整っていないところがあることをご承知下さい。 植物内への土壌中からの放射性物質の吸収は学問的には「移行率」というものであらわされ、植物ごとに異なるものとのことでした。残念ながら、桑に関しては、この移行率に関する研究が現在世界的に見てもないとのことでした。しかしながら、この移行率に関しては、植物ではおおむね、放射性物質(セシウム)に関して、土壌から100分の1から1000分の1の割合で植物内に移行されると言われておりますので、これから推定すると当該桑が自生していた土地のセシウムの汚染量は1キログラム当たり、2500ベクレルから25000ベクレルの間にあると推定すべきと考えるとのことでした。この数値は、文部科学省が発表している福島第1原発の80キロ圏のセシウム汚染地図における福島市、郡山市の中枢部のそれが、30万ベクレルから60万ベクレルであるところから見ると町田市のセシウム汚染は福島市、郡山市のレベルまでは行っていないと一見して言えると思われます。 しかしここで私として注意を喚起しておかなければならないと思う点は、このセシウム汚染地図の濃度は、世界基準に従い、1平方メートル当たりのセシウムの汚染量(表土の深さ2センチメートル程度のものを剥ぎ取って測定する。セシウムは降下後なかなか地中深くもぐらないためこの方式が採用される)が示されているものであり(チェルノブイリの強制移住等の基準もこれを使用しています)ますが、今私が計算した移行率による逆算は土壌1キログラム当たりのものであり、即座にその数値をあてはめることは出来にくいのではないかという事実です。 こういった状況を踏まえると、町田市の土壌のセシウムの汚染度合いを把握するためには、やはり直接土壌の検査を行うしかないと同時に現在の文部科学省が行っている表土面積と深さを考慮しない採土1キログラム当たりの放射性物質の汚染検査方式ではなく(この方式を取れば汚染のない深い土を多く混入させることにより実際の汚染度合いとは異なる低い汚染数値を導き出すことが可能です。初期の福島県飯館村での汚染に関するIAEAと日本政府との論争の発端の一つはここにあります)、国際基準に従った1平方メートル当たりの表土のセシウムの汚染量の調査を早急に町田市に求めていくことが肝要になってきたと思うのです。 私としては、今回町田市内の自生植物の福島第1原発による影響が明らかになった以上、今まで以上にこの具体的証拠をもって当該検査の実施を町田市に訴えていくつもりです。 もっと言うならば、上記のキログラム方式を取れば、同じ汚染土壌において表土のみを検査対象とする1平方メートル基準方式(国際基準)に対して、1キログラム方式は表土面積の規定がありませんから、細長い竹筒のようなもので表土面積を少なくして深い土を検査対象(つまりセシウム汚染のないもの)に、より多く取り込めるような検査方式を取れば、実際の汚染度合いに比較して極端に低い数値を導きだすことも可能になるということを我々は認識しておかなければならないと思います。 この事例の好例と思われるものが、先の神奈川県による土壌の汚染度合いの発表と農作物の放射性物質の含有量の不整合性の顕在化といえましょう。例えば、神奈川県は海老名市の露地畑に関して、3月25日の採土分として、1キログラム当たり139ベクレルのセシウムを検出したと発表していますが、同じく海老名市で3月29日に収穫されたほうれん草からは、1キログラム当たり139ベクレルのセシウムを検出したと発表しています。このほうれん草は当然水洗いされて検査されているはずですから、検出されたセシウムは根を経て取り込まれたものと見るべきですが、この数値を比較するならば、驚くべきことにほうれん草のセシウムの土壌からの移行率は100%ということになってしまいます。セシウムの移行率が100%などということは、さすがにあり得るはずはないわけであり、この理由は実際の土壌の汚染f法sy製(食物を利用して汚染物を吸収する方法)で確認できることであり、私がこのブログで一貫して主張してきているように科学的な辻褄がわなくなった典型例がここに出ていると思います。 <* 追記部分> 採取分は600gで、測定は1kgあたりで計算されています。6月上旬には報告書全文が検査機関より送付されてくる予定です。 以上、福島第1原発事故に関する町田市内の植物の放射性物質の含有量に関する初めての公表数値のお知らせと、関連情報の記述です。記:町田市議会議員 吉田つとむ 志政クラブ 記:町田市議会議員 吉田つとむ 志政クラブ
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